猫とシュークリーム

タイトルは筋肉少女帯の「カーネーション・リインカーネーション」から。

クリスマスイブイブ 筋肉少女帯 LIVE@恵比寿リキッドルーム①

12月23日、恵比寿リキッドルームで行われた筋肉少女帯の年末ライブに行ってきた。
こんな楽しいクリスマスイブ前夜はかつてあっただろうか。いや、ない!
レポといえるものではないけれど、楽しい思い出を文字として残しておきたいと思う。無駄に長いので2回にわけます。

朝3時起きで恵比寿を目指す

この日、東京は寒かった。天気予報では私が住んでいるエリアより9度も低く、行く前から「えーっ大丈夫かよぉ……」という不安でいっぱい。というのも、前日の22日から風邪の症状があらわれ始めてベンザブロックをキメていたからだ。当日の朝になっても朦朧とした感じが抜けない。軽い絶望を覚えつつ、朝(夜?)3時、怠い体に鞭を打って出発の準備を進める。

なぜ朝3時起床なのかというと、東京ははるか遠くの九州の端に住んでいるから。8時半の飛行機に乗るには、7時発の空港行きバスに乗り、となると6時過ぎには家を出なければならない。その前にお風呂に入り諸々の準備もしなきゃ……となると、3時に起きざるをえず。だがこれも筋少ちゃんに会うためならなんてこたない。
今年はライブを含めてイベントですでに4回ほど東京に行っているので、起きさえすればあとはいつもの通り何も悩まず移動するのみ。羽田までこんこんと眠り続けて体力を温存する。今回、飛行機の着陸がとても上手でびっくりした。今まで乗った飛行機で、一番スムーズ。針を刺すのがうまいお医者さんみたいな感じでちょっと感動した。

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初参加の思い出を振り返る

筋少のライブは、10月の『おまけのいちにち 闘いの日々』リリースツアー初日の赤坂blitzに参加したのが初めてなので、今回が2回目。
そもそも筋少の音楽を初めてきちんと聞いたのが『地獄のアロハ』(筋肉少女帯人間椅子)リリース前後なので、尻の青い青い新参者。アルバムはベストも合わせて10枚以上買い集めたけれど、凍結解除後の『新人』『シーズン2』『蔦からまる〜』はまだ。1ヶ月に1〜2枚は必ずアルバムを買っている怒涛のハマり方が継続中だ。

10月の初参戦ライブでは、ギターの橘高さんの前3列目くらいに陣取っていたのだけど、これがまあ過酷なエリアで!(笑)。筋少は橘高さんと、おいちゃん(本城さん)のツインギター。ひねくれポップ系のおいちゃんに対し、橘高さんはハードロック、メタル色が強い曲を手がけており、ライブでは2人の前に固まるファンもまた異なる。
橘高さんの前には常に全力でヘドバンし、見事に統制のとれた動きをこなすバンギャ様が集うのだ。正直、初心者にはあまりに過酷なエリア!何も考えずに「橘高さんがお城を建てるところ見たいー!」という一心で飛び込んだことを少々後悔した。
実は女性のロングヘア恐怖症な私、ヘドバンのたびに私の顔を髪で叩く(ことになる)前列のお姉さま方が怖かった。ステージから飛んでくるピックの争奪戦がすぐ隣で繰り広げられるし、後ろからの押しで不可抗力で詰めちゃうと怖い顔で振り返るしで、ライブの楽しさとおそろしさの両方を思い知ったのだった(笑)。
まあ、その時に『釈迦』『踊るダメ人間』をはじめ、どのタイミングでどんな動きをすればいいのかバンギャ様に倣って覚えられたので感謝もしています。ありがとう。

そういうこともあったので、今回はちょっとポジションを変えてみようと思い、ややセンター寄りのオーケン近くを狙ってみようと決めていた。整理番号はBの80番台だったので、果たして思うようなエリアに行けるのかかなり不安もあった。リキッドルームのフロアを調べてもうまくイメージできなかったし。入場してから、もうその時行けるポジションで楽しもうと割り切ることにした。
結果、ほぼ希望通りの場所に入ることができたのだが、そこでの苦難はまた後ほど。

羽田に着いたのが11時過ぎ。お昼を食べたり、お土産を見繕っておこうと思い渋谷をふらふらしながらも、物販について延々と検討をつづけていた。
というのも、今回通常の物販の他に筋肉少女帯福袋”なるグッズの詰め合わせが販売されることが告知されていたからだ。新参者としては、どんなものが入っていようが嬉しい。しかし!そのお値段は1万円とお高めで、買おうかどうか頭を悩ませるものだったのだ。
物販は16:00開始。新作グッズの販売はないけれど、前回のライブTは自宅に置いてきたので新しくTシャツが欲しい……そこで福袋は一旦保留にして、ひとまず15時過ぎにはリキッドルームに着くように渋谷を後にしたのであった。

つづく